みなさんこんにちは。
「現役アクアリウム店員」×「金魚、メダカ、ベタ飼育」ブロガーのともさんです。
金魚を飼育していると、誰もが一度は病気のトラブルに直面しますよね。特に転覆病、赤班病、尾ぐされ病など、エロモナス菌が原因とされるこれらの病気に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
実は、これらの症状は日々の水換え、特に「泥抜き」の方法を少し工夫するだけで劇的に改善することがほとんどなんです。
今回は、その原因と具体的な解決策を、私の経験を交えながら詳しくお伝えします。
水替え時の泥抜きとエロモナス菌の関係

金魚の飼育をされている方のほとんどが、砂利を敷いているのではないでしょうか。
バクテリアの住処になると言われていますが、適切なメンテナンスが行えていなければ、エロモナス菌が大繁殖してしまいます。
砂利の底面は、水流が行き届きにくく、酸素がまわらないため嫌気層になりがち。
そこに、糞や餌の食べ残しが溜まってくると、嫌気層でも生きられるエロモナス菌の繁殖場所になります。
その為、泥抜きを行い、エロモナス菌が繁殖しにくい環境づくりが必要なのです。
エロモナス菌と病気について
魚を飼育している中で、よく耳にする白点病は持ち込みによる感染なので新しい金魚を購入する以外に感染することはありません。
一方、エロモナス菌は常在菌なので、どれだけ清潔にしている水槽にも存在しています。
エロモナス菌が大繁殖していて、魚の免疫力が低下しているときに様々な病気が発生します。
転覆病

「エロモナス菌と転覆病って関係あるの?」っというご意見はあると思います。
しかし、このエロモナス菌が内臓に感染すると腸内環境が悪くなったり、浮き袋に異常をきたして、上手に泳げなくなることがあります。
実際に、筆者の家の金魚も、水替えの不足時に浮き気味になり、正しい水替えを行うと浮く症状がなくなるケースが多数あります。
筆者は、水替えとエロモナス菌には、密接な関係があると考えています。
赤班病・尾ぐされ病

写真は、エロモナス菌による赤班病が発生している状態です。
原因は、水質悪化によるエロモナス菌の増加だと考えます。
砂利の掃除、水槽のガラス面のぬめりも水替え時に合わせて取ることで、症状が改善します。
水替えでよくならない場合は薬も併用する
水替えをしても、回復傾向に向かわない場合は、グリーンFゴールド顆粒を併用しましょう。
薬の効果を最大限に引き出すには、泥抜き、水槽内のぬめりを落とし、水替えは必須なので、必ず水替えを行ってから薬を投薬しましょう。
水槽内の泥抜きのやり方

砂利の中に溜まった、泥を吸い出しながら水を排出します。
アクアリウムをやっておられる方は、ほぼ必ずもっているプロホース。
使い方のポイントは、プロホースを差し込んだ個所の砂利一粒一粒に水を通して、泥が出てこなくなるまで吸い出してから、次の箇所を掃除します。
水流をコントロールして、砂利を吸い込まないように、ホースを折り曲げて水流を調整しましょう。
まとめ
エロモナス菌の繁殖によって、様々な病気の症状が出ます。
金魚の飼育で、重要な水替えの泥抜きをマスターして金魚ライフを充実した金魚ライフを送りましょう。
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