金魚を元気に育てる。水替えに関する疑問をアクアリウムショップ店員が徹底解説。

みなさんこんにちは。
現役アクアリウムショップ店員のともさんパパブログのともさんです。
アクアリウムショップに足を運ぶと店員さんが必ずといっていいほど水替えをしていますね。
見た目は透明で綺麗な水なのに水替えをするのか疑問を持っている方多いのではないでしょうか。
本記事では、水替えの必要性について、頻度や量の不安を解決していきます。

水の汚れの原因

金魚は代謝によってアンモニアなどの有害物質を排泄し、それが水の汚れの原因となります。
汚れの原因は、主に二つです。

餌の食べ残しで汚れる

金魚の餌は、水に入れると柔らかくなり、どうしても水に溶けてしまします。
見た目には、食べ残しがなくても、金魚が餌を食べた時にエラから細かい餌が出てきていたりします。
餌の食べ残しが水質を悪化させます。

糞によって汚れる

水槽内には、トイレがないので、糞によって水が汚れます。
餌を与える量が多ければ多いほど、糞の量が増えるので、水が汚れるのが早くなります。

水質悪化のメカニズム

餌の食べ残しや糞が水を汚すのですが、水槽内には、これらを分解して水質を綺麗に保つバクテリアが発生します。

バクテリアが有害物質を分解していき、より弱毒化した硝酸塩になります。
弱毒化された物質の硝酸塩ですが、蓄積すると金魚の調子が悪くなります。
硝酸塩は、通常、水槽内で自然に分解されることはなく、水換えによって水槽外に排出する必要があります。

水替えの適切なタイミングについて

「見た目が綺麗な水だから、水替えは先延ばしにしよう。」
初心者にありがちですね。
実はその水、金魚にとって汚れていて住めない水になっているかもしれません。
水質の話を踏まえて水替えのタイミングについてお伝えしたいと思います。

6in1を活用する

「水が汚れるってどういうこと？」でお伝えしたように「硝酸塩」の排出が水替えをする理由とお伝えしました。
硝酸塩は、目に見える物質ではないので、6in1を使ってチェックしましょう。

特に金魚の魚の調子が悪いときは、数値で異常を見つけて、水替えを行い改善しましょう。

TDSメーターを活用する

TDSメーターとは、水質に溶け込んでいる不純物を数値化できるものです。
電池で動くメーターなので、故障するまで何度でも数値を測ることができ、日常使いには便利です。

TDSメーターは、先端を水につけてボタンを押すだけで一瞬で数値が測れます。
TDSメーターの数値が１００ppm以上になった場合、水替えをしましょう。

金魚に異常が現れたとき

数値が安定していても、金魚にこんな症状が現れたら注意。

金魚に異常が出たら、早めに水替えをしましょう。

水替えの量について

水替えの量について、「1週間に1回、1/3の水替えをしましょう」とされています。
この目安は、水量に対して金魚の数が少なく、餌の量も少ない場合に限ります。

急激な水温変化は金魚にショックを与え、体調を崩す原因になります。
給水するときの水温は飼育水の±１℃以内に合わせましょう。
水質の変化には強く、キレイな水を好むので、多めに換水し、TDSメーターの数値が１００以下になるように水替えの量を調整しましょう。

水替えのやり方

水替えの方法は、過去記事をご覧ください。
youtube動画付きで、わかりやすいものになっているので、金魚飼育を始められた方の参考になります。
ぜひ、ご活用ください。

よくある質問

まとめ

金魚飼育をする上で、なぜ水替えをするかお分かり頂けましたか。
6in1、TDSメーター、を確認し、水の状態を把握することで、ご自宅の水槽内の適切な水替えの頻度、量を把握できます。
金魚を毎日観察し、動きが鈍い、食欲がないなどの異変が見られた場合も水替えを検討しましょう。
水替えをマスターすれば、金魚を☆にしてしまう確率がグッと下がります。
ぜひ本記事を参考に、水替えをマスターし、脱初心者を目指しましょう。
本日も、最後までご覧頂きありがとうございました。
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