皆さんこんにちは。
アクアリウムショップ店員×「金魚・メダカ・ベタ飼育ブロガー」のともさんです。
関西地方では、最高気温が20℃超える、最低気温が10℃前後と寒暖差の激しい時期です。
この時期、金魚は寒暖差によって体調を崩しやすく、注意深く観察をする必要があります。
5月の金魚飼育を上手に乗り切るための方法をお伝えします。
産卵による急激な水質悪化に注意

金魚は、水温20℃前後になると産卵します。
産卵は神秘的な行為であり、私たちに感動を与えてくれますが、雄の精子は水を非常に汚します。
水が白濁りして、放置すると水質悪化によって金魚が死んでしまうことがあります。
雑菌による感染症
水温の上昇や水替えの不足によって、雑菌が繁殖しやすくなり、病気の原因となります。
水槽内に発生する主な常在菌は、2種類です。
カラムナリス菌について
水温が15℃以上になると発生し、20℃以上になると多く見られる病気です。
カラムナリス菌に感染すると、尾ぐされ病、口ぐされ病などを引き起こします。
エロモナス菌について
25℃以上の水温になると活発化するので注意が必要です。
エロモナス菌は、赤班病の原因となります。

20℃前後の水温は、水質悪化の原因が多いんだ……
エロモナス菌、カラムナリス菌による病気になったとき

正しい方法で水替えを行うことは、エロモナス菌、カラムナリス菌を減らす効果があります。
水替え後に、グリーンFゴールド顆粒+塩分濃度0.5%の塩水
にして治療を行いましょう。
塩の濃度は、塩分濃度計(ソルトマスター)を使用して正確に調整します。
水質悪化の解決策について

産卵、雑菌の繁殖による水質の悪化は、水替えによって改善できます。
水替えには、正しい方法があり、水槽を清潔に保つことで金魚を健康に飼育することができます。
水替えを行うだけで、簡単に砂利の掃除までできる、プロホースを使った水替えの方法をご紹介します。
正しい水替えのやり方は、金魚飼育歴5年のプロが教える、基本の水替え【写真・動画あり】をご覧ください。

飼育本に書かれているような、1週間に1回、水量の1/3の水替えでは飼育に失敗する可能性があります。
水替えの頻度や量の基準については、「金魚を元気に育てる。水替えに関する疑問をアクアリウムショップ店員が徹底解説。」をご覧ください。
まとめ
5月は金魚にとって、産卵や気温変化によって体調を崩しやすい時期です。
産卵後の水質悪化や、カラムナリス菌、エロモナス菌による病気に注意し、早期発見が大切です。
餌を与えるタイミングなど、日々の管理においては金魚の状態と水の状態をよく確認し、金魚を健康に飼育できるように努めましょう。
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本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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