みなさんこんにちは。
ともさんパパブログのともさんです。
金魚が弱っているのに、原因がわからないってことありませんか。
アクアリウムショップのスタッフのともさんが、金魚の調子が悪い時に必ずチェックする3つの項目とともに、原因と対策を徹底的に解説します。
水質チェックで健康状態を把握する

金魚を飼育するにあたって、糞や餌の食べ残しから水が汚れていきます。
金魚を飼育していく上で適切な水替えのタイミングを理解することが大事な重要です。
水替えの頻度は、1週間に1回、1/3とよく言われていますが、あくまで目安なので、水替えの量と頻度は数値から読み取ることが大切です。
実際に、どのように水質チェックをすればいいのか、確認していきましょう。
TDSメーターで水中の不純物を測定

水の中の不純物がどの程度溶け込んでいるかを確認する機械です。
スイッチをオンにして、機械の先を水に入れるだけで簡単に測れます。
- 数値が100以下は、金魚飼育に適した軟水
- 数値が100以上は、金魚飼育に適していない硬水
水替え直後は数値が最も低くなり、日数が経つにつれて数値が上がり、水の汚れが数値化されます。
数値が100以上になった場合が水替えの目安です。
テトラ6in1で水質6項目をチェック

この試験紙は、PH,KH,GH,NO2,NO3,Cl2の6種類の項目を測ることができます。
金魚飼育でよく見る項目は、NO2(亜硝酸),NO3(硝酸塩)です。
項目 | 原因 | 対策 |
---|---|---|
NO2(亜硝酸)異常 | バクテリア不足 | 水替え+バクテリア剤 |
NO3(硝酸塩)異常 | 水替え不足 | 水替えの量、頻度見直し |
NO2(亜硝酸)の異常
NO2(亜硝酸)の異常が検出される場合は、水槽内のバクテリアの数が足りていないことを指しています。
亜硝酸は、金魚にとって有害物質のため、1/2ほどの水替えをします。
水替え後、バクテリア剤または吸着系ろ材を導入して水質を安定化させましょう。
NO3(硝酸塩)異常
NO3(硝酸塩)の異常が検出された場合は、水槽の水替えが足りていないことを示します。
NO3(硝酸塩)は、弱毒化された有害物質のため、害は少ないですが溜まりすぎると金魚に有害な影響を与えます。
水槽内でNO3(硝酸塩)を分解するバクテリアは淡水では基本的に繫殖しないので、水替えで排出します。
金魚飼育歴5年のアクアリストが教える、基本の水替えのやり方【初心者必見】も合わせてご覧ください。
おすすめのバクテリア剤
バクテリア剤は、主に2種類あり有機物分解菌と硝化菌に分かれます。
硝化菌は、「アンモニア、亜硝酸」の毒性が強い物質を弱毒化させる重要な役割です。
硝化菌は有機物分解菌と比較し、水槽内が充分なバクテリアの数になるのに時間がかかります。
その為、硝化菌系のバクテリアを購入するのがおすすめです。
ジェックス サイクル
安心の有名ブランドのジェックスから発売されている硝化菌バクテリア。
有機物分解菌も配合されており、これ1本で問題なく使える優れたバクテリア剤です。
まず、お手軽にバクテリアを使いたい方におすすめの商品です。
バイコム スーパーバイコム
優れた硝化菌バクテリアが使われており、効果はバツグンです。
有機物分解菌は、別途購入する必要があるので注意が必要です。

水替え後に、バクテリア剤を添加するのがおすすめだよ。
水温管理で金魚の快適な環境を維持

意外と見落としがちな、水温のチェックです。
金魚が活発で健康に飼育できる水温は、15℃~28℃です。
水温が適切か毎日チェックしましょう。
冬場の水温管理
冬は、日中の寒暖差が大きく水温の変化が激しいのでヒーターの導入がおすすめです。
おすすめのヒーターはジェックスNEWセーフカバーヒートナビシリーズです。
配線もスッキリしていて、15℃~32℃まで細かく設定温度を調整できる優れたヒーターです。
ヒーターの選び方について詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
夏場の水温管理
金魚は、水温が30℃を超えると体力を消耗してしまいます。
テトラパワフルクールファンコントロールレギュラーを導入して水温を下げましょう。
約-5℃の冷却効果があり、水温が25℃まで下がるとファンが停止する優れた冷却ファンです。
夏場は導入することをおすすめします。
水温計で適切な環境かチェック
筆者愛用の水温計です。
ヒーター・冷却ファンを入れていると一定の温度を保ちます。
しかし万が一故障していた場合、水温が設定温度にならないことがあります。
毎日餌を与えるときなどに水温をチェックしましょう。
適切な給餌で健康をサポート
金魚の餌は、1回で10分程度で食べきる餌の量を1日2~3回与えます。
金魚は、餌の量が少なすぎると瘦せてきます。
反対に多すぎる場合は、転覆病などで沈めなくなることがあるので、適切な量を探りましょう。
おすすめの餌
金魚の病気を予防できる成分が配合されている餌を紹介します。
白点病になりにくい餌
白点病の予防効果があるパラクリアがおすすめ。
たんぱく質37%以上とヘルシーなので、消化不良を起こしにくい餌です。
エロモナス菌を抑制する餌
尾ぐされ病などの原因になる、エロモナス菌を抑制する効果のある咲ひかりがおすすめ。
たんぱく質が45%以上と栄養価バツグンの増体効果がある餌です。

餌の量は、金魚の調子、水質の状態を見て判断しよう。
まとめ
金魚の健康維持には、水質、水温、そして適切な給餌が不可欠です。
これらの要素は相互に影響し合い、どれか一つでもバランスを崩すと金魚の体調に悪影響を及ぼします。金魚の様子がおかしいと感じたら、この記事で紹介したチェックポイントを参考に、飼育環境を見直してみてください。
早期に対処することで、金魚の健康を長く保つことができるでしょう。
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。
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