熱帯魚飼育経験者ほど陥る失敗。金魚飼育で大切なポイント3選

みなさんこんにちは。
「アクアリウムショップ店員」×「金魚、めだか、ベタ」飼育ブロガーのともさんです。
金魚ライフ楽しんでいますか？
実は、ともさん金魚を始めるまでは、熱帯魚が大好きでネイチャーアクアリウムを目指して飼育を行っていました。
金魚の魅力に出会ってからというもの、熱帯魚の飼育はお店での管理だけをしています。
金魚と熱帯魚は、同じ淡水魚なので同じ飼育方法で大丈夫だろうという考えで金魚飼育を失敗される方多いのではないでしょうか。
実は、筆者も同様の失敗をしていて、最初は全く上手くできませんでした。
筆者の経験を基に、金魚ライフのスタートダッシュをきれるようにサポートさせて頂きます。

外部式フィルターによる失敗

熱帯魚飼育では、ろ過能力最高のフィルターと言われる外部式フィルターですが、こと金魚飼育に関しては向いていません。
エーハイム2213とナチュラルフローパイプの組み合わせでローズテールオランダ獅子頭を飼育したのですが上手くいかず転覆してしまいました。
考えられる理由は、2つです。

水流が強すぎた

ローズテールオランダ獅子頭は、尾びれが上向きに生えており、水の抵抗を受けやすいです。
丸物金魚は全体的に、泳ぐのが下手ですが、ローズテールはより泳ぐのが下手です。
水流が魚のストレスとなって、転覆する原因の一つになったと考えています。

ろ過フィルターの掃除を怠った

熱帯魚飼育の際は、餌・糞の量ともに少なくろ過フィルターの掃除など3ヶ月に１回程度しかしておりませんでした。
ろ過能力は優れているが、メンテナンス性が悪いフィルターなので、ついついサボりがちになっていました。
熱帯魚飼育と同様に3ヶ月に1回のメンテナンスで使っているとあらゆるろ材がヘドロだらけになっていました。
餌と糞の量が多く雑菌が溜まり、水質悪化によって、転覆する原因を作ったと考えています。

改善方法

水流の弱い、フィルターに変更することがオススメ。

投げ込み式フィルター

ろ過能力は低いが初期コストやメンテナンス性に優れている投げ込み式フィルターです。

カスタム性に優れた水作エイトコア。ろ材とカートリッジの組み合わせで自分好みの水質にすることができます。
水作エイトコアについて詳しく知りたい方は、超らくらくメンテナンス。水作エイトコア、投げ込み式フィルターの商品紹介及び掃除方法をチェックしてみてください。

シンプルな形状で、コーナーにも設置しやすく、初心者向けのろ材がラインナップされていて使いやすいフィルター。投げ込み式フィルターの中でも、トップクラスのメンテナンス性に優れています。
ロカボーイについて、詳しく知りたい方は、お掃除簡単。らくらくメンテナンス。GEXロカボーイ、投げ込み式フィルターの徹底レビュー。をご覧ください。

底面式フィルター

ろ過能力と水流の緩やかなを兼ね備えた、金魚飼育に最も適したフィルターです。
ただし、メンテナンスに少々コツがいるので、中級者向けです。

底面式フィルターは使いたいけど、砂利は多く入れたくない。
そんなわがままを解決してくれるのが、GEXマルチベース フィルターです。
底面式フィルターの中でも、厚さが薄いので砂利の量を減らすことができるため、遊泳スペースを確保することができます。
底面式フィルターをもっと知りたい方は、【脱初心者】金魚飼育でコスパ最強のフィルターはこれだ。底面式フィルターの魅力についてをご覧ください。

水替えの量と頻度の失敗

ネオンテトラや、グッピーなどの小型の熱帯魚は、「水質を汚しにくい・水質の変化に弱い」ので水替えの頻度は、1週間に1回、1/3程度で問題ありません。
金魚の場合は、大きさや餌の量にもよりますが、筆者の自宅の水槽の場合、60cm規格水槽で1週間に2回、2/3の量を交換しています。
アクアリウムショップの場合、過密飼育のため1週間に2回、120％換水しています。
新鮮な水で飼育すると、雑菌による尾ぐされ、ポップアイなどに感染する確率が格段に下がり元気に飼育することができます。

筆者は、水替えの時にこの2つの道具を使用しています。

砂利と泥を分離して、泥だけを排水できるアクアリウムをやるうえで絶対あった方がいい水替えの道具。
使い方は、金魚飼育歴5年のプロが教える、基本の水替え【写真・動画あり】をご覧ください。

TDSメーターを使うと、水の汚れを数値化してくれるので水替えのタイミングが一目瞭然です。
TDSメーターの使い方は、金魚を元気に育てる。水替えに関する疑問をアクアリウムショップ店員が徹底解説。をご覧ください。

餌の与える量の失敗

熱帯魚飼育をする上で、餌の量は少なめで1回に与える量は、2~3分で食べきれる量を与えるのが基本です。
金魚の場合は、餌は多めで1回に与える量は、10分程度で食べきれる量を与える方が、見た目も美しく元気な金魚に育ちます。
餌の量が少ないと、金魚が瘦せて調子を崩しやすくなるので、しっかりと餌を与えましょう。
ただし、浮き気味になるときは、少し餌の量を減らしましょう。

パラクリア

白点病や、ギロダクチルス・ダクチロギルスの駆虫効果がある餌です。
特に、購入直後の金魚～1ヶ月間は与えるようにしています。

メディゴールドMAX

粘膜増強、免疫維持効果がありエロモナス菌などの常在菌への抵抗力を高めてくれます。
栄養価も豊富で、大きな金魚に仕上がりますよ。

まとめ

熱帯魚飼育者が、金魚飼育を始めて失敗する3選をご紹介しました。
フィルターの考え方、水替えの量・頻度、餌の量など同じ淡水魚ではありますが、飼育のコツは全然違います。
金魚飼育が上手くいかないという方は、ぜひこの記事を参考に実践してみて下さい。
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本日も、最後までご覧頂きありがとうございました。